「後閑城址公園の桜」撮影ガイド 〜古城跡に咲き誇る桜と 浅間山 妙義山 の絶景

後閑城址公園は「桜」と日本百名山の「浅間山」、日本三大奇景のひとつ「妙義山」のコラボレーション写真を撮ることができる絶景撮影スポットです。高台に位置するこの公園は、桜を見下ろす感じになっており、桜と山を絡めた構図が幾つも浮かんできます。日中は青空と雲、そして桜の爽快感溢れる写真、夕暮れ時には真っ赤に染まる空に浮かぶ浅間山と輝く桜の写真など、一日を通して撮影を楽しむことができます。安中・妙義周辺には桜の名所が点在しており、一回の旅で幾つかの撮影スポットを巡ることができます。

城址公園入口〜駐車場

[ 後閑城址公園の桜 ]

後閑城址公園へは、安中市立後閑小学校の近くから車で行くことができます。地図に公園の入口を記載しておきますので、そちらを参考にしてください。入口から駐車場までは狭い道なので、対向車に注意して運転しましょう。


[ 後閑城址公園の桜 ]

駐車場の奥の道は桜の絨毯になっていました。

[ 後閑城址公園の桜 ]

駐車場からたくさんの桜の木が見えます。幹が細いスラリとした桜の木が多いです。手入れが行き届いており、開放感のある、明るい感じの撮影スポットです。

トイレと水場

[ 後閑城址公園の桜 ]

駐車場の横には綺麗なトイレがあります。外には水道もあり、水の補給はこちらで可能です。トイレの上には広場があり、一番上に見えるあずまやが頂上になっています。頂上までは整備された階段とスロープになっています。

城址公園内へ

[ 後閑城址公園の桜 ]

後閑城址公園は地形を生かした要塞で、高低差のある中に桜や木々が植えられており、立体感のある写真撮影が可能です。

妙義山・浅間山の眺望ポイント

[ 後閑城址公園の桜 ]

広場から頂上へ向かうスロープ。ここから妙義山、浅間山と桜の構図を狙えます。遊歩道は長いので、撮影する場所はたくさんあります。場所取りにはあまり困らないでしょう。

[ 雲の一本道  ]  桜溢れる「後閑城址公園」。奥には奇岩・妙義山がそびえています。

妙義山へと向かう一筋の雲が印象的でした。妙義山は後閑城址公園の西側に位置しており、午前中が順光となります。桜と緑豊かな丘陵、そして迫力ある妙義の連なりが目の前に広がります。

妙義山は日本三大奇景のひとつとされており、険しい岩山が特徴的です。国の名勝、日本百景にも選定されています。妙義山は、多数の峰で構成されており、金洞山・白雲山・金鶏山を「表妙義」、御岳・丁須の頭・谷急山を「裏妙義」といいます。赤城山、榛名山、妙義山の3つは上毛三山と呼ばれ、古くから群馬の人々に親しまれています。

妙義山は一般登山客が楽しめる「石門めぐり」「関東ふれあいの道」などがあり、登山客に人気があります。山頂へ登るコースは上級者向けとなっており、ロープなどの岩登りの技術が必要です。

[ 桜舞う公園 ]  城址の桜は満開を過ぎ、風が吹くと花びらが空に舞っていました。里山風景が広がり、その先には残雪の浅間山が見えます。

妙義山から右手に目を向けると、日本百名山の浅間山(標高2,568m)が見えます。浅間山は長野県軽井沢町と群馬県嬬恋村との境にあり、火山活動が活発で1972年より河口付近への立ち入りが禁止されています。桜の季節、浅間山には雪が残っており、残雪の浅間と桜のパノラマを楽しむことができます。

[ 夕焼けの浅間山と桜並木 ]  この日は午後から雲が多くなり、夕暮れ時には空が赤く染まりました。桜並木と真っ赤な空に浮かぶ浅間山のシルエットがとても綺麗でした。

夕暮れまで待つと、空が赤く染まり、逆光に浮かび上がる桜と浅間山のシルエットを見ることができました。

[ 後閑城址の桜と夕焼け ]  妙義山の上空が夕焼けで赤く染まりました。

夕焼けが終わり太陽が山の奥に沈むと、空が紫色へと変わり、景色は幻想的に。

[ 後閑城址公園の桜 ]

高い場所から桜の木を見下ろすことができるので、このような写真も撮れます。桜と春の草色のやわらかい感じの写真になりました。

城址公園頂上

[ 後閑城址公園の桜 ]

ここが城址の最上部です。あずまやが設けてあり、休憩できるようになっています。撮影に疲れた時はここで疲れを癒すと良いと思います。

[ 後閑城址公園の桜 ]

城址の頂上に向かう遊歩道から、下の広場と桜並木、駐車場、遠くには妙義の山々が一望できます。広場では花見客が何組か宴会をしていました。

公園内の桜たち

[ 後閑城址公園の桜 ]

頂上のあずまや(休憩所)から見下ろす一本桜。

[  ]

ハナモモの鮮やかな彩。

[ 後閑城址公園の桜 ]

広場から頂上へと向かうところには左側にも遊歩道が設けられています。

[ 後閑城址公園の桜 ]

帰り道も素敵な演出が。緩いS字カーブの先に光り輝くハナモモが見送ってくれました。

[ 後閑城址公園の桜 ]

桜の木が多いので風が吹くと、桜吹雪を見ることができます。駐車場のすぐ上の広場の柵のところは、奥が杉林になっており、濃い色の背景の前に舞う桜の花びらの構図が狙えます。

[ 後閑城址公園の桜 ]

城址の段差の奥に静かに咲く一本桜。

[ 後閑城址公園の桜 ]

縦位置で奥に妙義の山々を入れると、雰囲気の違う写真に。

[ 後閑城址公園の桜 ]

最後に紹介しますが、後閑城址公園に登ってくる入口の近くに、菜の花と桜並木が美しい場所がありました。ここ、後閑城址公園からも桜並木が良く見えます。

中後閑の桜並木の詳細へ

[ 後閑城址公園の桜 ]

高台にある城址公園では、風が舞い上がり、桜の花びらが空へと舞っていきます。妙義、浅間山が見えるのを待っている間、光を待っている間など、桜吹雪の撮影をするのも良いと思います。

[ 後閑城址公園の桜 ]

たんぽぽと一本桜。

[ 後閑城址公園の桜 ]

咲き誇る桜から覗き見る妙義山。

[ 後閑城址公園の桜 ]

夕暮れ時、広場に人がいなくなりました。妙義のシルエットと逆光で輝く桜の木々がとても綺麗でした。

ここから下は近隣の桜撮影スポット紹介になります。
後閑城址公園のすぐ下には「中後閑の桜並木」があるので、城址公園撮影の前後で立ち寄ると良いと思います。城址公園の桜と同時期にオススメなのは「妙義神社のしだれ桜」「菅原のしだれ桜」です。妙義山までは8kmほどなので、車だと30分ほどで移動できます。妙義山の麓には道の駅があり、そこで車中泊ができるので、撮影のベースポイントとして活用すると良いでしょう。

後閑城址公園の詳細へ


中後閑の桜並木

[ 曲線美 ]  桜並木が美しい曲線を描いています。新緑と色鮮やかな花々が眩しいほどに光輝いています。

中後閑の桜並木は、後閑城址公園の入口付近にある桜並木。菜の花・レンギョウ・桜と色鮮やかな春の風景が広がっています。後閑城址公園からもこの桜並木が見えます。桜並木のS字カーブが美しい。

中後閑の桜並木の詳細へ

細野の彼岸桜

[ 群馬県有数の桜の巨木 ]  樹齢500年以上と言われるエドヒガンの巨木です。満開を過ぎ、下の方は葉桜になり始めていました。

細野の彼岸桜は群馬県安中市松井田町にある彼岸桜で、推定樹齢500年以上、樹高19m、枝張り東西25m、南北27m。別名「庚申桜」と呼ばれています。かなりの巨木で、近くから全体を写すには広角レンズが必要です。

細野の彼岸桜の詳細へ

七興山古墳の桜

[ 桜の小径 ]  古墳の中には遊歩道があり、空を埋め尽くすような桜の花を楽しむことができます。

七興山古墳は群馬県藤岡市上落合にある古墳です。6世紀前半に作られた三段築城の前方後円墳で、この時代の古墳としては東日本最大級となっています。古墳には多数の桜が植えられており、春には古墳が桜色に染まります。

七興山古墳の詳細へ

白石稲荷山古墳

[ 古の丘にて ]  草原の丘の上に立つ桜。湧き立った雲が勢いよく流れていきました。

白石稲荷山古墳は群馬県藤岡市にある前方後円墳(国の史跡)で、丘陵状の古墳の上には桜の木が植えられています。全長175m、後円部分92mの規模を誇ります。小高い丘の上に立つ桜と、爽快感溢れる空の写真が撮れます。

白石稲荷山古墳の詳細へ

妙義神社のしだれ桜

[ しっとりと咲くしだれ桜 ]  妙義神社の境内にあるしだれ桜。総門の近くから撮影。

妙義神社は日本三大奇景のひとつ「妙義山」の東麓に位置し、妙義山信仰の象徴となっている神社です。妙義山は榛名山、赤城山とともに上毛三山と呼ばれ群馬県を代表する山です。春には何本ものしだれ桜が咲き乱れ、妙義山と桜の写真を撮ることができます。青銅鳥居と長い石段、赤門も必見。

菅原のしだれ桜

[ 妙義の奇岩としだれ桜 ]  荒々しい岩が特徴的な妙義山の麓で、美しい花を咲かせる桜です。

群馬県富岡市妙義町にあるシダレザクラで推定樹齢300年。2本のしだれ桜が並んでおり、朝陽に輝くしだれ桜と、妙義山の姿が美しい撮影スポットです。

菅原のしだれざくらの詳細へ

撮影スポット詳細

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