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南信州「飯田市」の名桜・古桜・一本桜巡り

南信州(長野県)の飯田市。ここには樹齢数百年の古桜が沢山あります。長野県でも暖かい場所で4月の上旬に桜が開花します。
名桜の撮影スポットを詳しく紹介します。




古い木造建築校舎の前に咲く「麻績の里 舞台桜」

[ 舞台校舎と舞台桜 ]  歴史ある和の空間

飯田市の座光寺の麻績神社の境内にある桜です。駐車場から階段を登った広場の入口にあるとても樹形の美しい桜で、色が薄ピンクで繊細な感じを受けます。
この桜は「半八重紅枝垂れ彼岸桜」という特殊な桜で、花びらが5枚~10枚になっています。美しい桜、そしてここには長野県内で最古の木造建築である「旧座光寺小学校」があります。
樹齢350年の美しい桜と味のある木造建築を楽しむことができる場所です。この桜の下には「麻績の里 石塚桜」があるのでこちらも合わせて巡ると良いでしょう。

[ 日本の美 ]  歴史を感じます。

桜と木造の校舎のコラボレーションが素敵です。この校舎は一回部分の戸を全開にすると舞台になっているそうです。地元の人に聞いたところ、実際にはほとんど使われることが無かったそうです。木造建築と桜が日本の春の美を演出してくれます。

この桜は半円球状の形をしており、それを囲むように人々が桜を鑑賞しています。桜の手前は広く、奥は狭いので、奥にはあまり人が行きません。観光客やカメラマンの数は多いですが、人の流れが切れるのを待っていると良い写真が撮れます。

[ 夕暮れのひととき ]  陽が落ちはじめるとライトが灯ります。

日没が近くなると桜がライトアップされます。ライトは程よい数が設置されており、桜の立体感が良い感じです。暗くなる前、ライトが付き始めた頃も桜が立体的に見えて良かったです。

この写真を撮影した日は無風状態でしたが、少し風があって枝が揺れている時の写真も撮ってみたいです。動きがあって妖艶な感じの写真が撮れるのではないでしょうか。

[ 濃紺の空に浮かぶ舞台桜 ]  空が綺麗な時間帯。ライトアップされた桜が美しい。

日没後の空が濃紺になったときの舞台桜です。青い空にライトアップされた桜が浮かび上がり幻想的な感じになっています。カメラマンは桜全体を写真に入れるために、桜から離れて三脚をセットしています。カメラマンが多いので観光客も少し離れて桜を楽しんでいます。
たまに桜の前を人が歩きますが、少し待っていれば人を入れない形での撮影が可能でした。

古墳の上から空を仰ぐ「麻績の里 石塚桜」

[ 古墳の上から街を見下ろし ]  半円形の古墳の上でこの地を見守っている桜。

舞台桜の一段下にある桜です。この桜は横穴式の石室がある古墳の上に立っています。半円球の小高い丘の上、捻ったような幹が印象的な桜です。高台にあり、さらに樹高のある桜なので、下から見上げると桜が空を埋め尽くすようです。

舞台桜は人が多いですが、こちらの桜は人が少ないです。古墳の低くなっている方には横穴があります。こちらに回るとさらに桜を見上げるようになります。桜からはあまり離れられないので、広角レンズを持っていきましょう。

[ 濃紺の空と石塚桜 ]  古墳の上で静かに花を咲かせています。

石塚桜も舞台桜と同様にライトアップされます。この桜の周辺は暗いので歩くときは注意しましょう。下からライトに照らされた桜は存在感があります。人が少ないのでゆっくりと桜と向き合うことができました。木の幹の表情も良く写っています。

映画「母べえ」の撮影地!「杵原学校の枝垂れ桜」

[ 青空と桜 ]

国登録有形文化財の旧山本中学校杵原(きねはら)校舎前に咲く桜で、樹齢は80年です。1949年に建てられた校舎で、1985年まで使われていたそうです。学校の統廃合により廃校となりました。

広い校庭と横長の校舎、その前に幅広く咲く美しい桜です。昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしい気持ちになる場所です。この校舎は、2007年に発表された吉永小百合主演・山田洋次監督の「母べえ」という映画に使われました。
グランドが広いので、グランドから校舎全体を入れて撮影することができます。

[ 静かなライトアップ ]  10名程度の訪問者でした。

夜はライトアップされます。人は少なく、ポツリポツリとカメラマン・観光客が訪れていました。校舎と桜が絵になります。

斜面を這うような巨桜「毛賀くよとのシダレザクラ」

[ 一度見たら忘れない ]  横に長い桜です。

この桜は山の斜面に沿って枝を長く伸ばしています。推定樹齢300年で、江戸時代初期に住民が植えたと伝えられています。この桜の下には供養塔があるので「くよと」の桜と呼ばれています。「毛賀」はここの地名です。

住宅の裏手の山にあるような形で、桜の下は狭い道路になっています。この写真は斜面の下側から見上げるように撮影しています。右側に長く伸びた太い枝が印象的です。

[ 桜の下で ]  横に伸びる枝が面白い

桜の下は細い道路になっており、桜の下側に入り込むことができます。横に伸びた太い枝の迫力が凄いので、その迫力が伝わるような構図で撮影してみました。空を埋め尽くすような迫力です。

[ くよと桜の上から ]  街を見下ろしています。

山の斜面は草が刈られており、桜の上側まで登ることができます。地元の桜を守っている方が、桜を見るために草を刈ってくれていました。「上から見るのもいいよ!」と声をかけて頂いたので、登ってみました。(斜面はバラのトゲが多かったので注意して上りました)上に登ると遠くの山々と飯田の街並みを見ることができます。

[ 和の美 ]  小さく上品な花びらです。

光の当たり具合が良かったので、太い枝を主体とした写真にしてみました。奥にピンクの花と緑の木々があるので、それをうまく背景に持ってきました。空気感のある写真になったと思います。

「増泉寺の桜」

[ 青空が良く似合う ]  形の良さが印象的なさくら

曹洞宗の寺院で1200年の歴史がある「増泉寺」。その境内にある桜で、樹高が高いことから「天蓋桜」とも呼ばれています。樹齢は約300年、樹高18mの巨木。
寺の入口の門の瓦屋根と桜が良い雰囲気をつくり出しています。
境内に入り桜の下から上を見上げると、空を埋め尽くすほどの桜が降ってくるようです。枝垂れ具合が素晴らしく、まさに天蓋という名がふさわしい桜です。枝が天から地面に届く勢いです。

[ 闇に浮かぶ桜 ]  ライトアップで幻想的に。風が穏やかな夜でした。

夜にはライトアップが行われます。天高いところから枝垂れ落ちる枝と花は、夜でもその美しい姿を見せてくれます。

飯田市美術博物館の古桜「長姫のエドヒガン(安富桜)」

[ 長姫のエドヒガンの下で ]  とても背の高い桜です。

飯田市美術博物館の庭にある巨桜です。
その幹の太さ、樹高には圧倒されます。飯田市の桜の中でも風格と迫力はNo1ではないでしょうか。天に突き抜けるような勢いを感じます。美術館の庭にあり、周囲の白壁が良い雰囲気を出しています。根元は太く、そこから何本もの太い枝が分かれて天高く伸びています。

[ 歴史を感じる幹 ]  なかなか見ることのできない太さです。

長い間この場所で過ごしてきた歴史を感じます。
20mもの高さを支えている根元は迫力があります。

[ 長姫のエドヒガン ]  ライトアップされ巨木が闇に浮かび上がります。

夜のライトアップ時には美術館の庭というだけあって人出が多いです。賑やかな中にどっしりとした「長姫のエドヒガン」がライトに照らされています。賑やかさがある中でも、静寂を感じてしまうのはこの桜の持つエネルギーのせいでしょうか。ライトアップ時のほうが昼間より幹の表情が良くわかります。

[ 長姫のエドヒガン ]

美しい樹形の桜で、見惚れてしまいます。ライトアップの光の色と光量がちょうど良い感じです。長姫のエドヒガンは「おさひめのえどひがん」と呼びます。「安富桜(やすとみさくら)」という別名もあります。

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