立ち枯れの神秘 王滝村の自然湖で朝霧を楽しむ

[ 自然湖 ]

自然湖は1984年(昭和59年)に発生した長野県西部地震の際に、王滝川が土砂で埋まり、川が堰きとめられてできた天然の湖です。
湖面からは数多くの立ち枯れが顔を出しており、他ではあまり見ることができない神秘的な風景を創り出しています。

自然湖は長野県の王滝村にあります。
御嶽山の南側、御岳湖の上流です。

木曽福島からだと国道19号線を南下して、県道20号線に入ります。(右折)
しばらく直進して、常盤ダムの手前で県道256号線に入ります。(左折)
御岳湖を越えたところで「王滝中学校」があるので、そこを左に曲がり、県道486号線に入ります。(上流に向かって右岸を走ります)
後は道なりに進めば自然湖に到着します。

11月初旬の土曜日の朝に訪れました。
朝早く道の駅「三岳」を出発し、自然湖に向かいました。
車中泊には道の駅「三岳」が便利です。

真っ暗だったので、王滝町役場周辺で県道486号線に入るところがわかりにくかったですね。後で地図で見ると「王滝中学校」と「ガソリンスタンド」を目印にすれば良かったと気付きました。

私のナビでは「自然湖」は入っていなかったので、御岳湖の上流あたりをセットしておきました。

自然湖に到着

自然湖の入り口の写真です。トンネルの手前と覚えておくと良いです。
この左側が自然湖になっています。
駐車場は写真に写っている場所と、この写真の手前側にあります。
全部で10台程度でしょうか。
駐車スペースが無くなった場合は、道路の路肩にスペースを見つけて駐車するようになってしまいます。

帰りに写した自然湖の入り口です。
(到着したときは夜明け狙いなので真っ暗でした)
写真撮影は写真のカーブミラーの先の、ガードレール沿いで行います。
太陽はこの写真の左側の奥から昇ってきます。

人気の場所だけあって、この日は夜明け前で20人はいました。
場所取りはギリギリでした。
良い場所を取りたければ、朝3時とか4時ぐらいに行かないと厳しいかもしれません。

道路の撮影場所から、自然湖沿いに遊歩道ができています。
左側から川が流れ込んできているので、橋が掛けられています。
ここは車で通っている人はいませんでした。(この橋の先にカヌー乗り場がありますので、カヌーの人などは車で通るのかもしれませんが、車で通ってよいのかは不明です)

夜明け時はこちらの遊歩道で撮影している人は、少なかったです。
太陽はこの写真の奥側から上がってくるので、やはり道路のガードレールのところから撮影するのが定番のようです。

明るくなってくると、橋の方に移動して撮影する人も増えてきました。
橋の奥までは行っていないので、その先はわかりません。

日の出

空が明るくなってきました。
奥のほうには山が見えます。谷になったようなところなので、辺りが明るくなってから日の出になります。

目の前には立ち枯れが沢山見えます。
手前の湖畔からは斜めに白樺が一本伸びています。この白樺をうまく構図に取り込むと秋の季節感を出せそうです。

少し空が赤くなってきました。
広角で撮影すると左側の橋が写ってしまうので、左側の橋が入らないように構図を決めます。
到着が遅く、良い場所を取れなかったので、この構図しか取れませんでした。

左に橋が入ってしまいますが、白樺の木を入れた一枚。
湖面と右側の山から雲が湧いてきました。
今日は良い写真が撮れそうです。
1回目にしてはなかなかのシチュエーション。

橋側からの撮影

日の出が終わったので、橋側に移動して撮影します。
最終的に30名ほどだったので、夜明けのガードレール前の場所取り以外は、場所取りには困りません。
ここからは自由に構図を取れます。

右側には直線的な立ち枯れが並び、左側には動きのある木が見えます。
奥の山は紅葉し、さらに雲まで出てきました。
最高の状態です。
「自然湖最高!」って叫びたくなります。
道路わきから、こんなに手軽に撮影できちゃっていいんでしょうか?
って気持ちになります。

凄い立ち枯れの密度です。
これだけの密集はなかなかお目にかかれません。
右手前に白樺を入れてみました。

手を開いたような立ち枯れが真ん中にあります。
手前に木の枝を入れて撮影してみました。
葉っぱの黄色が秋を感じさせてくれます。

立ち枯れのアップです。
モノクロに近い写真になります。

雲に朝日が当たり、赤く色づいています。
幻想的な世界が目の前に広がっています。

朝霧の世界

太陽の光が差してくると、湖面から一気に湯気が上がってきます。
なんと幻想的な光景なんでしょうか。
撮影に力が入ります。

望遠レンズで覗いていると、主役となるような立ち枯れが見つかります。
正面に倒れ掛かった立ち枯れを見つけました。
朝日にを受けて光る蒸気が美しい。

こちらは朽ち果てた灰色の立ち枯れと、まだ新しい白っぽい立ち枯れが並ぶ場所です。
湖面から短く顔を出している立ち枯れ立ちが面白いです。

湖面から湧き上がる湯気が、刻々と変化していきます。
先ほどの構図で待っていたら、一気に湯気が湧き上がってきました。

しばらくこの感じが続いてくれました。
主役を探しながらレンズを左右に振り、立ち位置を変えたりと忙しく動き回ります。

目の前に広がる景色に圧倒されながら撮影を続けました。
撮影している間から、写真を見るのが楽しみで仕方がありません。
うまく朝霧に当たるまで何日か粘ろうとも思いましたが、初日で目的が達成されてしまいました。
運良すぎですかね。

この位置も良い感じでした。
垂直な立ち枯れと、動きのある立ち枯れが前面にあり、奥の立ち枯れは白く、立体感が出ます。
湖面の湯気と朝日がより立体感を増してくれています。

自然湖の夜明け後

朝焼けが終わり、周囲が明るくなってくると、また景色が変わった感じがします。
奥の湖畔の紅葉が綺麗に見えてくるようになります。

明るくなると暗い灰色っぼく見えた立ち枯れが、思ったより白っぽかったりすることに気付きます。
今度は対岸の紅葉がはっきり見えるので、紅葉の色彩を楽しむことができます。
対岸の中腹に斜めに生えた木に、光が当たっていて目立っていました。

橋の左側の自然湖に流れ込む川も、なかなかの絶景です。
立ち枯れが面白い形をしています。

自然湖の撮影はこんな感じに終わりました。

神秘的な湖と紅葉、そして朝霧、いい条件がそろう場所ですね。大人気の撮影ポイントである理由がよくわかりました。
車から降りてすぐにこの風景に出会えるのは貴重です。

新緑の季節に再訪したい場所です。